流動性知能(IQ)は生物の能力

流動性知能(IQ)は生物の能力

わたしは中学時代までは、教科書を見ただけで、覚えてしまった。どの行に何が書かれているかさえ一瞬で覚えられた。これは瞬間記憶能力「カメラアイ」とか呼ばれるものらしい。

しかし、カメラアイは、それほど重要な記憶力ではない。

多くの人は、「そんな能力があれば絶対に有利だ」とか、「魔法のような能力じゃないか。ぜひ、手に入れたい」とか思うらしい。しかし、それは間違った考え方だ。

わたしなどは、ただ授業中に教科書を読んでいればクラスのトップに立つことができたものだから、当然、予習も復習もしたことがなかったし、それが普通だと思っていた。

これがダメなのだ。
これで怠け癖がついてしまった。
勉強をほったらかして山や川に繰り出して遊びほうけていた。
これはこれで有効だったけど、発現性が超遅い。

昆虫も含めて、ほとんどの生物は幼児期に「記憶と学習」を学ぶ

マッチ棒の頭程度の大きさの脳であっても、記憶と学習は可能なのだ。それを可能にする能力がカメラアイなのである。だから、思考を必要としない。

論理性を無視して記憶できる。

無条件に、ただ記憶するだけ。

思考を省略して自動的に記憶しているわけで、瞬間記憶というより瞬間転写型の記憶である。

「これが意味するところは何か」という思考が入り込む余地のない記憶法ともいえる。

このような能力を流動性知能(俗にいうIQ能力)という

ほとんどの生物が持つ知的能力にすぎない。
意味不明のまま丸覚えするのだから、速度も秀逸だ。

「絶対音感」も、これに似たような能力だろうと思う。
基本的に、生物でさえ手に入れている能力だ。

よく分かる事例の一つがITである。
ITスキルは、考えてはマスターできない。
丸覚えが求められる。

ある種の天才が膨大な時間をかけて作ったプログラムを理解しようとするのはナンセンスだ。家電などのICチップと同じだ。ICチップを自作して家電を作る人などはいないだろう。圧倒的に効率が悪いからだ。

数式を含む使えるパーツは、そのまま丸写しで使わないと、次から次へと出てくる新しいデバイスやITスキル、IT言語をマスターするのに追いついてゆけなくなる。

IQ知能は「考えたら負け」の知能である

メンサと呼ばれるIQを誇る組織があるらしい。

東大卒でアドリブが全く効かない、典型的コピペ型脳機能学者が、大絶賛したIQ180台といわれる青年がTVで紹介されていた。その時は無職だった。その彼が作った音楽と絵画が紹介されていた。

鑑定した識者たちは、くすんだ顔色を浮かべて首をかしげていた。独創性のかけらも感じられなかったからだ。音楽の識者は、「これはバッハの音曲に似ていますね」といい、絵画の識者も「〇〇(誰だか失念した)の影響を感じますね」といって、共に、中級の上クラスのアマチュアにつける値段を提示していた。

要は、コピペ型知能なのだ!

クリエイタータイプではないのだ。
記憶型IQ能力なのだから、自ずとそうなってしまう。

生活環境(職場と住居と人)は大切である

その理由が、瞬間転送が可能な量子テレポーテーションの存在である。

量子などの物理学用語が出てくると、反射的に拒絶反応を惹き起こす人もいるだろうけど、特に難しい話ではない。ただ、量子を厳密に理解できていない量子力学などのコピペ学者が難解に語っているにすぎない。

量子とは物質の最小単位で、「粒子と波動」から成っている。

別に、理解する必要はない。
理解すべきは、量子は「飛ぶ」ということだ。

しかも、光速に近い速さで飛ぶ。
一瞬で地球を一周できるほどの速さと理解していればいい。

この量子は人体からも発せられている。

しかも、この量子は直接、他人の脳に刺激を与え、視覚野(しかくや)にさえ影響を及ぼしてしまう。

つまり、優秀な人たちのそばに居続けるだけで、その人の有能な量子を脳が受け取っているということになる。

アホはうつる

そして逆も真なり。
勘の良い人は、「アホはうつる」を直感的に信じている。
勘の悪い人は、「アホはうつる」を笑い飛ばして無視をする。

ちなみに、ストレスも量子テレポーテーションで脳に作用を及ぼして移る。

だから、正しい情報は伝わりづらく、逆に、感情を揺さぶる非知性的な情報や不安を煽る情報は、素早く脳に伝達される。

SNSを見れば、その愚かな傾向が一目瞭然である。だから、中国式の大量ステマが登場する。デマ、ガセ、フェイクに関わらず、量が質を圧倒する。

人類の脳は、基本的に虚弱なのだ。

この違いだけで、人生の損得指数は大きく変わってくる。
だから、環境は、超大切な因子になる。

安物買いは、結局はゼニ失いで、損をしている。安物とつるんでいると、楽だけど、結局は脳的損失をこうむっている。

自然界でいえば、環境に適応できずに、敵の餌となってしまう成体である。

しかし、その劣等DNAが駆逐されることにより、種の生存率が高くなる。

生命体世界には、このような非情ともいえる適応進化がベースとして存在している。

だから、昔の人は、今では冷酷非情と受け取られるかもしれないが、「蛇に情けをかけるな」を常套句(じょうとうく)としていた。

らくらく動ける意識術脳内設定瞑想法
 
電子書籍880円

考えたら負けのIQ知能。IQ知能やカメラアイは生物幼児型専用の知能。成体になれば、脳は結晶性知能で創造力を鍛えねばならない。