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【コラム】ゾーン瞑想法と潜在能力 ①東大生は子供脳

(1)東大生は子供脳

TVで十数名におよぶ赤門前インタビューを観た。

彼らは、「どこの大学生ですか」と訊かれたときは、ほぼ全員が「東京大学です」と答える。

「東大です」とは言わない。
なぜなのか。

その理由は、「東大というと傲慢に聞こえやしないか」と思うかららしい。(そんなことにこだわっているのか)と少し驚いた。

食事に関するうんちくにも驚いた。

食事する時は、これまた、ほぼ全員が「カロリーを単価で割って計算する」と答えた。コスパがいいかららしい。どうやら、栄養には興味がないらしい。食べるお菓子も、脳に糖分を補給するサプリ風のものらしい。どうやら、添加物には目がゆかないようだ。

「栄養やそのバランスを軽視した食事はコスパが悪い」とは感じないのだろうか。「美味しいと感じる食事が身につく食事である」ということにも考えが及ばないのだろうか。

このあたりで、彼らの思考回路が読めてくる。
かなりマニュアルチックだと。

勉強法はクソだった。

「どのような勉強法をしてきたのですか」という問いからは、「圧倒的な記憶型」であることが分かった。趣味は国語辞典を読むことだったから、椅子に縛りつけて勉強し続けたまで、基本的に、ほぼ記憶型の学習方法だった。

彼らは、その勉強法が「生物幼稚型」であることを認識していないようである。これでは、東大卒の多くが「社会人として使えない人たち」とみなされて落後してゆくのもやむを得ないと感じてしまう。

「彼らの多くは、人格性に欠けるから社会に出ると脱落してゆくのだ」という論調を見ることが多いけど、こういう指摘は感心しない。

人格の定義も語れないような人たちが、「人格欠落」というざっくりした現象表現しかできていないからだ。因果の説明が全くなされていないからだ。このような分析しかできない人たちも、幼児型思考者なのかもしれない。

ちなみに、日本のトップ企業であるトヨタにおける2019年度時点の役員構成計30名の中に占める東大卒は3人である。この比率は名古屋大学、一橋大学、慶応義塾大学と同じである。

外国の大学を除いて、ほぼ国立大卒(総計19名)で占められている。私大は慶応(3名)と神奈川大学(1名)、同志社大学(1名)だけ。やはり、国立大卒の地頭は高い。トヨタの役員に所属する東大卒の人も結晶性知能を備えた有能な人たちなのだろうなと推測できる。

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